お線香を焚く意味

済福寺 小坊主さっちゃんです。
本日もどうぞよろしくお願いいたします!
今日はお線香を焚く意味について紐解いていきます。
1 香食(こうじき)
仏教では、「死者は香りを食べる」と考えられております。
これを香食(こうじき)と言います。
仏教経典「倶舎論(くしゃろん)」によると
「亡くなった人が食べるものは匂いだけに限り、善い行いをした方は良い香りが食べられる」そうです。
お線香は、仏様や故人の食べものとして、お供えするものでもありますので思いを馳せながら選びたいものです。
2 身や心を清める
お線香の香りには、身や心を清める力があると言われています。
私たちが、仏前やお墓の前でお線香を焚くのは、この世にはびこる邪気や穢れ(けがれ)を
線香の香りで払い身や心を清め、故人やご先祖様に挨拶するという考えもあります。
3 仏法僧
仏法僧とは仏様の「仏」
仏様の教えを指す「法」
僧侶や社会を表す「僧」の3つを意味します。
これらは「三宝(さんぼう)」呼ばれるもので
お線香の良い香りを仏法僧に届けることにより故人の供養につながります。
4,道しるべ
お線香の香りと煙には、故人が迷うことなくあの世に行けるよう、道しるべとする役割もあります。
5,想いを伝える
故人に伝えたい想いを線香の香りにのせて届けるまた、香りを通して故人に話しかけたりと、
心で交流するために用いられるという説もあります。
いかがでしたか?
お線香を焚くには諸説ありますが、
ご先祖様・故人への感謝を忘れず手を合わせ皆さまが心穏やかな毎日を送れますことを彦根大仏にお祈りしております。
本日は、ここまで
最後までお読み頂きまして有難うございます。
皆様のご家族のご健康とご多幸を日々彦根大仏に心よりお祈りいたしております。
合掌
彦根大仏 済福寺
小坊主のサっちゃん