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令和元年5月8日(水) 一人暮らしをしていて、亡くなられたら?

皆さん、今日も昨日に続きまして、お亡くなりになった方から感じました私の考えを書かせて頂きます。

今日、最後のお見送りとして、葬儀をさせて頂きまして、ご家族の皆様と最後に初七日をさせて頂きました。

核家族化が進むように、その方もお一人で住んでいらして、同じ市内に御子息の方々が別に住まいを致しております。

ですから、亡くなられた方の家には、もうどなたもいらっしゃらないことになります。
しかし、そこは本家で立派な仏壇があります。
その方の遺骨はどなたがお預かりするのか?
ご子息の家には、お仏壇はありません。

核家族化が進む中で、御年配の方がお一人で住むことが多くなった今日、亡くなられた後のお骨の御守りはどなたがするのでしょうか。
亡くなられた方の家にそのままお骨だけがおかれるのでしょうか。

そのような現実を目前に自分の将来を考えますと、とても不安になるのは私だけでしょうか? 皆様も同じ不安を抱かれるのではないでしょうか?

今の世、まだこの方のように葬儀をして頂けるのは良いのですが、お経を上げることもせずそのまま、あの世に家族だけで見送られるような方も中には、
いらっしゃると御聞き致します。

時代の流れとは言え、私としては、亡くなられた方の魂だけは、成仏させてあの世にお送りするのが生きている私達の務めではないかと考えます。

合掌
彦根大仏 済福寺

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住職紹介


水谷 晴亮(みずたに せいりょう)
黄檗宗普渡山済福寺14代目住職
龍谷大学仏教学科卒業

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