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♪測ってくれた背の丈♩

「コロナの医療関係の皆様に心より敬意を表します。
また、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。」

さて、今日は五月五日こどもの日、端午の節句ですね~
菖蒲の節句とも呼ばれ、菖蒲を尚武にかけて男児の節句とされています。
古くは女性の節句であったそうですよ。
ちょっと、びっくりですよねぇ。

さて、その端午の節句の由来を少しお話して参りましょう。

【端午の節供の由来】

端午の「端」は、初めの意味で、月の初めの午の日をさします。
もとは5月に限らなかったそうですが、それが、古代中国の「月数と日付が
一致する日付を特別な日」と考える重日思想と相まって、
5月の5日だけを特別に指すようになったものです。

中国では、古代戦国時代の楚の屈原やその弟子の宋玉の詩作品を
中心に集めた書物「楚辞(そじ)」にも歌われているように、
邪気払いとして菖蒲や蓬(よもぎ)を摘み、
家や門に飾る風習は、紀元前からあったようです。

それが日本に伝えられ、奈良時代の大宝令にも規定があり、
5月5日は天皇はじめ文武(ぶんぶ)百官(ひゃくかん)たちが
菖蒲でつくった鬘(かつら)を冠につけ邪気をはらったとされています。

それが武家の時代になると、菖蒲が「尚武」に通じることから、
男の節供となり、「鯉の滝のぼり」というように雄々しさの
象徴である鯉のぼりをたて、鎧(よろい)兜(かぶと)を飾るようになり、
それが現在まで伝えられているそうです。

by暦 博士

ほとんどの方が今日で連休おしまいですね。
明日から仕事でいつもの日々が新たに始まります。
連休明け気が重い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
共に一歩一歩前進して参りましょう。

合掌

彦根大仏 済福寺

住職

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住職紹介


水谷 晴亮(みずたに せいりょう)
黄檗宗普渡山済福寺14代目住職
龍谷大学仏教学科卒業

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