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さぁ皐月よ!

今日から、五月 皐月(さつき)です。早いですねぇ~
旧暦5月の異称、皐月といいます。新暦では6月ごろにあたります。
さて、五月一日は、立春の日より数えて八十八日目、昔からこの日から後に霜が降りる日は滅多に無く、霜害の心配は無くなる。
さて、その八十八夜について少し見て参りましょう

◆ 
八十八夜(はちじゅうはちや)
「夏も近づく八十八夜。野にも山にも…」という茶摘みの歌で親しまれています。八十八夜は、立春から数えて八十八日目という意味で、現在では5月初旬(2日頃)になります。新茶を摘む茶摘みの日をさし、この日に摘んだ茶を飲むと縁起がよいとされています。

八十八夜の由来・・・ 種まき、茶摘み、養蚕(ようさん)

「八」「十」「八」をたすと、米という字になります。この日は農家にとっては特別に重要な日で、「ハチヤブリ」といわれ、たいていの家では苗代に種籾を蒔くそうです。 「八十夜の別れ霜」といわれますが、まだ遅(おそ)霜(じも)が完全になくなる時期ではありません。種まき、茶摘み、養蚕に忙しい農家にとって、この遅霜がいちばんの命取りです。それを忘れないために暦に載せたといわれています。特に養蚕時代には、遅霜に気を使い、夜に冷え込みがあると、夜中に桑畑に行き、畝間(うねま)の所々に落葉を積み、いぶし焚(たき)を行って煙を棚引かせ、桑の若葉を霜の害から守ったものだそうです。

~暦博士 抜粋~

いかがでしたでしょうか? 色々な習わしが日本の暦には、あるのですねぇ。
何も知らずに小さい頃、「夏も近づく八十八夜♪」と歌を歌いながら友達と手遊びをしていた自分を思い出しました。
そのような日本の暦について学ぶ授業ってあったら良いかもかもですねぇ。

合掌
彦根大仏 済福寺
小坊主 サっちゃん

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住職紹介


水谷 晴亮(みずたに せいりょう)
黄檗宗普渡山済福寺14代目住職
龍谷大学仏教学科卒業

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