菖蒲
「コロナの医療関係の皆様に心より敬意を表します。
また、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。」
- 菖蒲(しょうぶ)、粽(ちまき)、薬玉(くすたま)について本日は、お話いたします。
前回では、端午の節句の由来を申しました。
今日は、その中に出て参りました端午の節供にかかせない菖蒲について申します。
奈良時代から邪気をはらう花として考えられていましたこの菖蒲。
昔は、魔除けとして、玄関の軒に菖蒲を葺(ふ)く風習が行われていました。
また、粽(ちまき)の起源説はいくつかありますが、その多くは中国の詩人、屈(くつ)原(げん)に関するものです。
例えば、屈原が汨羅で投身自殺をした日が5月5日にあたることから、
この日にいたるごとに粽を投げ入れたといわれています。
また、もとは茅(かや)の葉を用いたことからの名であるという説もあります。
また、幸福をもたらし、邪気をはらい長寿をえるということから薬玉を柱にかける風習もあります。
~暦 博士による~
今は、田畑のあぜ道など水辺の所などに菖蒲を見かけ心が和む今日この頃でございます。
皆様、良い週末を・・・・
合掌
彦根大仏 済福寺
住職